ユーザーエクスペリエンスデザイン(UX)の歴史を紐どく
なぜこの文章を書くか
「ユーザーエクスペリエンス」という言葉はどこから来て、誰がいい始めたのか?を詳しく説明できる人はあまりいない。
我々はこのあたりに強みを持つ会社なので、UXデザインとはなんですか?もそうだが、このあたりの歴史・背景を知っておくとチームとして共通認識を描きやすいだろう。
ここではUXDの定義ではなく、歴史の話を書く
誰がいいはじめたか
- DAノーマン
書籍やWebで調べたが概ね間違いない。
2004年DAノーマンが感性的な価値の重要さを訴えるときに、この概念を使用しはじめた。
これは思考の対象がモノからそれを取り巻く環境へ移ったことを示すために使い始めた
ノーマンの原体験
1970年後半、彼は認知心理学の第一線にいる人だった。
ある時、ノーマンがスリーマイル島原子力発電事故の調査をうけた。
なぜ事故がおきたのか、現場はどんな状況だったのか?調査を重ねた結果、いつエラーが起こったのか?何のエラーなのか?エラー時にまったく機能しない(フィードバックが機能しない状況と表現)システムや現場を見たことでショックをうけレポートを作成した。
ここから認知工学(ここではどう認知させるか?フィードバックの重要性など)とユーザビリティの研究に進んでいった。
この分野の源流
- UXやUIデザイン分野を遡ると基本的には産業革命時のモダンデザインが源流になる。
- アーツ・アンド・クラフツ活動や、バウハウスなどは目に見えるデザインとして歴史も感じやすい
- 一方、UXデザインに関してはS・S・スティーブンスの心理物理学領域が真の源流に近い。
- アルフォンス・チャパニスが人間工学(エルゴノミクス)を提唱し、その後いろんな分野に派生した。