FUKUOKA, JAPAN
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diary

創業17年の節目に感謝

8月27日にアジケを創業してから17年が経ちました。今日はその日記です。

最近こんなことをやっていたなーと振り返りながら、書いた駄文になりますが興味のある方はお付き合いいただければ幸いです。

はじめに&お礼

会社を始めてから17年という区切りの年を迎え、これまでを振り返ってみると、お客様と一緒に働くスタッフへの感謝の気持ちでいっぱいです。

この17年という長い時間を無事に迎えられたのは、みなさんの協力や応援があったからこそで、私にとってはとても幸運なことです。

新卒研修プログラムの企画と運用

今年の主な取り組みの一つは、新卒、中途向けの研修プログラムの作成と運用をしました。私自身が研修の責任者として、プログラムの企画と運用に携わっています。

例えば、研修内容の改善や、受講者のフィードバックを取り入れることで、より効果的な研修を目指してきました。

会社の人材育成の役割

「会社が人を育てるなんておこがましい」という意見もあります。

私は5割同意で、5割は他の考え方もあると思います。

育てられないけど、目標を伝え、学びの機会を提供することで、従業員の成長を支援することはできます。

「Z世代がーとか俺達の時代はー」という感覚はピラミッドの時代から存在する若手VS老害論争なので、人間社会が続く限りは変わることはないでしょう。

今の若い人たちが中年になったときに「若手がー」となるのは時代が証明していますね。

人材育成に必要な3つの要素

会社が提供できるものは、主に3つあります。意欲醸成(目標を伝えること)、知識、そして経験です。

これらの割合は、おおよそ1:2:7だと考えています。

意欲(目標)は伝えられるけど、それで育成できるかは1割。知識も提供できるが、受け手の才能や志向性もあるので2割。あと7割は機会提供の意味です。

実践的な育成の場としてのOJT

多くの会社がOJTでの育成になるのは、マネジメント層が育成をさぼっているからではありません。

先ほど書いたように巷で「研修プログラム」と呼ばれる時間や効果の割合は3割くらいだからです(この3割が大事なのは大前提です)

研修受講者の前提知識や能力は人によって異なります。

一方、OJTは均一化した”機会”を提供できるため、ブレが少なく実践的な育成の場として機能しやすいのです。

それはある人から見たら、フィルターのようにも見えるのでOJT一本だと批判されがちなのはこういった背景があるのではないでしょうか。

若手デザイナーの成長支援

若手デザイナーの中には、作ることの難しさや大変さを口にする人もいます。

私はそういった声に耳を傾けつつも、デザイン会社である以上、他の職種よりも”多くの成果物を高い品質”で提供しなければならないと考えています。

判断能力がまだ十分でなかったり、判断の根拠をうまく伝えられなかったりする場合は、とにかく作ることで自分を磨き、相手がほしいものを作る方法を模索し、身につけることが大切です。

これが自己流にならないようにする、巨人の肩に乗せるのが3割の育成プログラムの話かなとも思います。

“多くの成果物を高い品質”で提供するには、それができるようになる修行期間が必要です。

石の上にも3年。それは場所の話

「石の上にも3年なんて…」もよく見かける言葉ですが、 修行をしていない人に仕事を頼むかどうかはお客様が決めることです。

SNSで見かける「半年で月商100万円達成」と言っているデザイナーに自社事業をかけたサービスデザインを頼む経営者は少ないんじゃないかと思います。

この方たちがいるのは安く簡単にwebサイトを作ってほしい人とそれが提供できる場所の話です。

自社の事業やプロダクトデザインで一緒に成功を目指せるデザイナーに頼む場所とはまた異なります。

私たちアジケがいる場所は後者です。

信頼を勝ち取るための努力

この「修行期間」を3年経験していないデザイナーは、信頼を勝ち取ることが難しいでしょう。

先日のパリオリンピックのブレイクダンスで配送会社のダンスと揶揄された方の例があります。

これは人間性の問題ではなく、オリンピックという最高のパフォーマンスを見せる**「場所」が、価値を相対化させ批判を招いた**のです。

3年の代わりになるもの

全員ではありませんが、一部の(若い)ツワモノはAIをめちゃくちゃうまく活用しています。

私が昔、8時間かかっていた仕事を1時間でしあげている猛者です。これは、先程の”石の上にも3年”とは別の話になります。

活躍する”場所”と楽しさが彼らを鼓舞する

彼・彼女たちが夢中になっているものを支援をするのが大人の役割なんだと思います。

その人たちは”誰かのため”よりも、とにかくAIが新しくてワクワクできるおもしろい状態なのでしょう。そこにほんの少しだけ社会との関わりを思い出させてもらえるような付き合い方でしょうか。(もちろん、おせっかいはダメですね)

願わくば、AI使って何かを作り上げる姿勢を3年続けてもらえたらいいのかなと思います。結果誰かの価値となりビジネスにつながればそれは時代とスキルを掴んだ幸運な状況なんだと思います。

同じ石ではなく、新しい場所

これは新しい”場所”づくりの話です。

新しい場所では成功する人もいればそうじゃない人も出ますが、若者だから〜とかAIだから〜とかはまったく関係ありません。

自社プロダクトを再現性のある形で改善ができるデザインの場所と、AIを使ってがんがん新しいものをつくる場所の違いです。

いずれにせよ、この場所 = 石を選んだらそこでのプロになるためには修行をする必要があるとは思います。

優秀な人材の活躍支援

私たちのもとには本当に素晴らしい人材が集まってきてくれています。

彼・彼女らが社会で輝けるよう、どのような機会を提供するかが重要です。

経営者の仕事は、従業員の大切な時間を最大限に活用し、人のために役立てることだと私は考えています。

全体最適の追求

そのために、私はビジョンや言葉を示す訓練を行い、ときには定量的な指標を用いて具体性を持たせるようにしていますが難しさを感じる日々です。

それが私の才能のなんだと自分を理解させつつも、次はうまくやれないかと反省の機会がほとんどです。

役職者を置いて組織全体に浸透させていく、いわゆるマネジメントが必要ですが、私はそれが下手なんだろうとまだ悩んでいる若輩者です。

これもなかなか難しい課題ですが、18年目も顧客のために味気あるデザインを追求したいと思います。

いずれにせよ17年を迎えられたのは関わってくれた皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。