数字は嘘をつかないが、嘘つきは…
数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使う
マーク・トウェインの有名な言葉に、統計の誤用についての警告があります。
この言葉と共によく紹介される例は、一見すると業績が急上昇しているように見える3Dグラフの広告ですが、目盛りを注意深く見ると、実はデータが誇張されていることに気づかされます。
これは確かにその通りだと思うのですが、最近はデザインの分野でも同様の問題に注意しなければならないと感じることがあります。
私は常に “ユーザーにとってわかりやすい” ことを重要な指針としています。
しかし、この考え方にも “ダークパターン” に陥る危険性が潜んでいると認識しています。
「知らない間に、何かに申し込まされていた」
「解約したつもりが、実は契約が延長されていた」
このような事例は、よく耳にしたり目にします。
例えば、キャンセルを示唆する(実際はそうでない)大きなボタンが目立つ一方で、本当のキャンセル方法はテキストの下線部分にひっそりと隠されているデザインなどがそれに当たります。
「ユーザーのために」をモットーとするデザイナーがなぜこのような手法を用いるのでしょうか。
おそらく、組織の中での集団心理が影響しているのだと思います。
アイヒマンやシンドラーの逸話は、この問題をうまく描写しています。
デザインには、課題を抱える人々に解決策を提供する側面があります。だからこそ、デザインがダークパターンに陥らないようにするには、組織のあり方を見つめ、組織づくりに励もうと思います。